M&Aで新規事業に進出する

M&Aで新規事業に進出していくという選択肢は、とても素晴らしいことです。こうしたM&Aは多くの企業に活用されているものであり、買収する企業にも、買収される企業にも、双方に大きなメリットのある行為です。新規事業に参入するということであれば、色々なものが必要になります。ノウハウや仕入れ先、顧客ルートなど様々なものがなければ、ビジネスとして成立していくことは出来ませんし、こうした様々なものを初めから確立させていくということになれば、とても長い時間がかかります。そうした意味でも企業買収をするということは、時間を買うということでもあります。新しい業界に参入して成功するということであれば、大きな労力が必要になります。すでに、ある程度のシェアを獲得している企業を買収することによって、激しい競争を勝ち抜かなくても確実に収益を得ていくことが可能になります。こうした仕組みは資本主義社会において、とても効率的なものであり、色々なメリットのあることです。企業を買収するということが増えている理由として、業界を超えた淘汰も始まっているということの何よりの証であり、企業間の勝ち組と負け組がはっきりとする時代になっているということでもあります。新規事業戦略としてのM&A冷戦終結後、自由市場経済が大幅に拡大し、ほぼ世界を包み込みました。それと同時に新興国が台頭し、その市場の魅力も大きくなると同時に、属する新興国企業も急成長し競争力をつけています。日本企業は戦前、戦後を通じて新たな市場を獲得する際や、商品を展開する際は、一から準備し事業を始める事が多くそれが日本の発展をもたらしたと言えます。しかし、もはや現在の厳しい競争はそれを簡単には許してくれないのです。また、環境問題への対処や、株主を重視する経営方針から企業価値の増大や配当などの増加も求められています。そのことから、新規事業獲得を目的としたM&Aの大きな利点に注目が集まっています。それは、市場での占有率を最初から確保できること、そしてそれに伴う技術や特許などの獲得です。それを一言で言うなら「時間の獲得」とも言えます。また、それによって株主に対しても、企業の資産を遊ばせているわけではないと伝えることもできます。M&Aと言えば、欧米の自動車メーカーが合併した例を思い浮かべる方もいると思います。しかし、現在のM&Aを通じた新規事業の獲得は、そのような単純な量としての規模の拡大ではなく、成長の見込みのある市場への最短ルートとしてのものなのです。

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